トキショーです。
今回は大学受験の勉強開始時期についての記事です。
高校生の子どもをもつ親にとって、自分の子どもの大学受験について考えることも多いのではないでしょうか。
そもそも親自身が大学受験を経験していなかったり、経験していても現行の入試制度とは違っていたりと、正直わからない事はたくさんあると思います。
そこでこの記事では
「大学受験の勉強はいつから始めるのがいいの?」
「部活を引退した後に始めても間に合う?」
という方に
・大学受験の勉強開始時期
・勉強をはじめる上で注意すべき点
についてそれぞれわかりやすく解説していきます。
私自身19歳から塾講師・家庭教師のアルバイトを開始し、現在小学5年生から高校3年生を対象する学習塾を経営していますから、このテーマの解説に自信があります。
大前提として、受験勉強を開始するまでの学力の積み上げはもちろん、中学時代の成績によって個人差があるテーマになります。
現状の学力が振るわないのであれば、当然もっと早期に受験勉強を開始してください。
①早期に開始するほど良い
②できれば高2の夏、最低でも高2秋までに
③部活引退し受験勉強をはじめようと考える人へ
①受験勉強開始に早すぎるということはない。
いつから大学受験の勉強を始めればいいかと聞かれたら、僕は迷わず“今”と答えます。
なぜなら、今受験勉強を開始することがその子にとって最も勉強時間を長く確保することができる方法になるからです。
言うまでもなく、勉強時間が長いということはそれだけ受験に向けて多くの対策ができるわけですから、その受験生の合格する可能性を上げることにつながります。
あまりに早期に受験勉強を開始すると、途中でガス欠を起こすのではないかという懸念があるかもしれませんが、正直どのタイミングで受験勉強を開始しても、途中で息切れする子は出てきます。
そういう場合でも早期に開始して学習を積み上げていれば、少しの間受験勉強をストップしても貯金を使う程度で済むでしょうから、受験勉強の開始時期は早すぎるということはないと考えます。
②はっきり言って高3開始は遅すぎる。高2のうちから始めたい。
受験勉強を開始して、その日から適切な学習ができるのでしょうか。
答えはNOだと思います。
受験勉強はその人それぞれに適した勉強法がありますから、適切な学習を身につけるのに時間がかかります。
高3から受験勉強を開始すると、新学期で環境の変化に対応しているうちに1学期が終わってしまった。なんてことにもなりかねません。
より合格の可能性を確かなものにするためにも、できれば高2の夏から、遅くても高2の冬には受験勉強を開始して欲しいと思います。
中学受験で難関中高一貫校に合格したような生徒であれば高3の夏以降から勉強を開始しても逆転する例を今までに見たことがありますが、そうでないなら高3で受験勉強を開始するのは遅すぎると言えるでしょう。
受験勉強をより充実させるためにも第一志望の大学・学部を決めることをオススメします。受験科目と配点を把握し、目標を達成するために勉強をすることでより高い効果が得られます。
③部活を引退してから受験勉強を始めようと考える人へ
皆さんが通う高校の一般的な部活動引退の時期はいつでしょうか?
この記事を読んでいただいている方の多くが高3の高校総体終了後をイメージされるのではないでしょうか。
超進学校の中には高2の時点で部活動を引退するように定めている高校も少なくありません。
理由は簡単で、大学受験に向けた勉強を生徒に始めてもらうためです。
あなたが部活動を高3の高校総体まで続けて、なおかつ現役での志望校合格を目指すのであれば、部活を引退してから受験勉強を始めるのは考えが甘いと思ってください。
部活との両立を考える人こそ、早期に大学受験の勉強を開始するのがよいでしょう。
高3から始めるのは遅い
高2で部活引退の高校も存在することを知る
どれだけ早く受験勉強を開始しても、入試直前には“時間が足りない”と嘆く子が多いものです。
この記事が少しでも大学受験を目指す高校生やその親御さんのお役に立てれば幸いです。