トキショーです。
この記事を読んでくれている方、今までの人生に後悔していることはありますか?
私はいくつかありますが、一番は子どもの頃に読書をしなかったことを一番後悔しています。
経営者になり、現在では読書習慣がついていますが、やはり子どもの頃から読書習慣がついている人と比べて、スピード、感性、文字からの情報を処理する能力が劣っていると感じています。
親になり自分の子どもには読書習慣をつけさせたいと思うけれど、現実は子どもが読書しない。読書習慣をつけるコツはあるのか。そもそも読書の効果はどのようなものがあるのか。
様々な声が聞こえてきます。
そこでこの記事では
・ 「子どもの読書離れを何とかしたいけれど、何をすればいいのか」
・ 「読書って大事そうだけど、どれほどの効果があるのか」
という方のために
・ 子どもに読書習慣をつけさせるコツ
・ 読書を習慣づけることで得られる効果
をそれぞれ解説していきます。
19歳で塾講師・家庭教師のアルバイトを開始し、現在に至るまで多くの保護者様と面談してきた経験から、わかりやすく解説する自信があります。
①「たくさん読み聞かせしよう」
②「親が楽しそうに読書しよう」
③「紙媒体の本を読もう」
これらを1つずつ解説していきましょう。
① あなたの子どもがまだ小さいなら、たくさん読み聞かせをしましょう。
読書習慣をつけさせる最初にして最大のターニングポイントは、幼少期の頃から絵本を読み聞かせすることです。
子どもが文字を読めない時期から読み聞かせしてあげてください。
ポイントは読み聞かせするあなた自身が笑顔で読み聞かせをすることです。読書は楽しいものであるということを印象づけるのに最もよい機会になります。
子どもが話せるようになると、絵本の読み聞かせを求められることがあると思います。このときにYouTubeなどの動画に頼って読み聞かせをしない方が近年多くなっていると聞きますが、絶対にしないことをおすすめします。
子どもが絵本の読み聞かせを求めてきたら、なるべく断らず、読んであげましょう。あなたの読書習慣もつくかもしれません。この貴重な時期は一生でそう長くは続きませんから。
2人目の子どもが絵本の読み聞かせを求めてきたら、お兄ちゃん・お姉ちゃんに読み聞かせをお願いしてみてください。
最初の子どもは読書習慣がさらにつきますから、好循環になります。
② あなた自身に読書習慣はありますか?まずはあなたが読書しましょう。
私は小学5年生から高校3年生を対象とした学習塾を経営していますので、その年代の生徒と関わることが多くあります。
当然その保護者様ともお話をさせていただく機会があるのですが、面談のときにいつもこの内容の話をしています。
読書習慣がついている生徒に「親御さんは読書をしますか?」と聞くと、多くの生徒の解答がYesと返答します。一方で読書習慣がついていない生徒に同じ質問をすると、Noと返答することが非常に多いです。
子どもは親をうつす鏡とはよく言ったもので、親子の読書習慣に相関はあるのかなと思います。
ですから、まずは親であるあなた自身が1冊、読書をしてみましょう。
ここでのポイントも、あなた自身が楽しく読書することです。親が楽しんで、子どもも引き込みましょう。
親が読む本の種類ですが、ずばりあなたが興味のある分野の本を読んでください。
興味もないのに、小説などの物語を読もうとしても、三日坊主になるのが目に見えていますから、ビジネス、お金、どんな分野でも構いません、楽しく読書してください。
③ 電子書籍はまだ早い。まずは紙媒体の本で習慣化しよう。
便利な世の中なので、電子書籍が存在します。
読書習慣がついている子どもでも、できれば紙媒体の本を読んだ方が目の健康の観点からも賢明であると考えます。
読書習慣がついていない子どもであれば、なおさら電子書籍はおすすめしません。
タブレット端末やスマートフォンで書籍を読んでいても、SNSなどの通知に邪魔されて結局読書が出来ないといったケースが出てくることもしばしば。
目的は読書習慣をつけさせることですから、なるべく集中力を削ぐ外的要因から遠ざける環境づくりをするのが好ましいでしょう。
①「感受性が豊かになる」
②「高い集中力が得られる」
③「読解力などあらゆる力が身につく」
④「現代で稼ぐ力が身につく」
⑤「知識量が豊富になる」
次は「読書がなんとなく大事なのはわかるけど、どういった効果が得られるの?」と考える人に向けて、読書習慣で得られる効果について書いていきます。
① 小説などの物語に触れることで、感受性が豊かに。
物語系の作品に触れることで、情景描写や心情を考えるようになります。
また、自分の人生のマイルストーンになるような作品に若いうちに出会うことで考える力が身に付きますし、感受性豊かな子どもに育つことが期待できます。
② 自分の世界に入って読書することで、高い集中力が得られる。
便利になっていく世の中で、SNSをはじめとするスマートフォンなどに時間を泥棒される人が増えていると思います。
現代人は圧倒的に集中力が低く、持続しないと考えます。
そんな中で夢中になれる時間を読書で捻出することが出来れば、自ずと高い集中力を獲得することに繋がりますから、これはその後の人生において非常に有益であると思います。
③ 読解力・情報処理能力など、あらゆる力が身につく
今後は映像から情報を得る時代に突入することは間違いないですが、やはり文字から情報を得る能力もまだまだ必要です。
また、情報を得ること自体が容易な現代では、その情報をいかに処理することや情報を得た情報を自分の言葉に変えること、さらには得た情報が正しいのかを判断する情報リテラシーなど、必要な能力は時代により変化していきます。
上記で挙げたすべての能力は、読書をすることで上昇することが期待できます。
また、読書を習慣化している人は文章を読むスピードも速いので、純粋に国語の試験などでも高得点を取る力が身につきます。
④ 以外!?現代で稼ぐ力が身に付きます。
子どもの読書と稼ぐ力には、相関がないように感じる方も多いと思いますが、ひと昔前と現代では稼ぎ方も変化してきています。
ユーチューバーに象徴されるように、ちょっと前では考えられなかった職業が出現し、大金を得られるような仕組みが続々と登場してきています。
一見華やかに思えるユーチューバーですが、実は企画→動画撮影→動画編集を繰り返し、毎日のように更新するといった、毎日同じことを繰り返す能力が求められるビジネスが大金を生むようになっています。
読書は自分で能動的に本を広げて、自分で文字を読まなければ先に進みません。
一見地味ではありますが、こういった地味な行為を楽しんで能動的に続ける能力こそ、これからの時代でも求められるのではないかと考えます。
よって、読書と稼ぐ力もあながち無関係ではないと思っています。
現に読書量と収入には相関があるというデータも出ているようです。
⑤ 頭でっかちには注意!だが、知識量は豊富に。
本に書いてあったことがすべて正しいわけではありませんが、知識量自体は豊富になることは間違いないでしょう。
また、個人の悩みも解決してくれる本がたくさんありますから、自分や自分の周りの人が困ったときに手助けする力を養うこともできると思います。
ただし、リアルで体験していることが本に書いてあることと一致するとは限りませんから、頭でっかちにならないように気を付ける必要もあるのかなと考えます。
良いことだらけの読書習慣。まずは親から。
読書は人を育みます。自分もこれからの人生を豊かにするために、興味のある本を手に取り、読書を続けていこうと思っています。
子どもに読書習慣を身につけてもらうために、まずは親から読書をはじめてみましょう。
子どもの学び、まずは親から。