中学生

中学生の子どもを塾に通わせる時期と失敗しないために知っておくべきこと

トキショーです。

小学5年生から大学受験生を対象とした学習塾を経営する29歳です。

中学生を子どもにもつ親なら誰もが”うちの子を塾に通わせた方がいいのか”と言うことについて試案した事があるのではないでしょうか。

今回はそんな塾通いについて、失敗しない通塾開始時期についての記事を書いていきます。

私自身19歳から塾講師・家庭教師をはじめて、現在も学習塾経営をしています。
このテーマについて詳しく解説する自信があります。

そこで今回の記事では

「子どもをいつから塾に通わせればよいか知りたい」

「通塾させるからには失敗したくない」

という方に向けて

 手遅れにならないために知っておくべきこと

 子どもの通塾を検討するタイミング

をそれぞれ解説していきます。

”手遅れ”になるパターンがあることを知っておく

まずは手遅れにならないために知っておくべきことについて書いていきますが、そもそも手遅れになるパターンがあることを知ってもらうことがはじめの一歩になります。

ここでお伝えする手遅れというのは、同じ学年の生徒との集団授業を行う学習塾への通塾を指しますので、このパターンであれば迷わず個別指導塾を検討することをお勧めします。

ただし、集団授業と個別指導を両方やっている塾であれば、当然授業がわかりやすい優秀な講師を集団授業にまわすケースがほとんどなので、個別指導塾しか選択肢にないという状況は未然に防いでおいた方がよいかと思います。

地域によってはそもそも個別指導塾が存在しない場合もありますので、そういった環境にお住まいの方は特に気を付けておいてください。

では、手遅れになる可能性はどういった状況で生まれるのでしょうか。これを定義するのは非常に難しいですが、定期試験で英語・数学の得点が目標得点から合計で30点足りないと、黄色信号が点滅していると思ってください。英語・数学のどちらかが目標得点から20点下回る場合も、かなり怪しいと思っていいでしょう。

なぜ英語と数学の得点に拘るのでしょうか。そして、その得点の基準はどこから来るのでしょうか。

英語と数学は一度つまづくと簡単には克服できない

理科や社会に関しては、その分野ができるかどうかで試験の結果が変わってきます。

例えば、中学社会において、歴史分野が全くできなくても地理分野の問題であれば高得点を取ることが可能ですよね。

そしてそれは高校生になった後に地歴公民の中から受験科目を選択することができるので、最悪日本史があまり出来なかったとしても大学受験などに大きな影響を及ぼさないことになるのです。

ですが英語と数学は違います。中学生の分野(もっと言えば小学生の分野)が木に例えれば根幹の部分になり、高校生の分野になって枝葉の部分へとつながっていくのです。

中学英語ができないのに、高校英語ができるというのは可能性として相当低いと言えるでしょう。少なくとも私はそんな生徒に出会ったことはありません。

内容は日々高度化していくなかで、わからない点が増えていくと取り返しのつかない事態になりかねませんし、何よりあまりにわからない点が多いとその教科に取り組む気力が失せます。

子どもが学ぶ内容が日々高度化しているという点も頭に入れておいてください。

以上のことから、英語と数学の点数が振るわないと、塾に通っても厳しい可能性があるということになります。

今回は予定より○○点低かった程度で済んだだけかもしれない

先ほどの記述のなかで、子どもが学ぶ内容は日々高度化していると書きました。

学年が上がっていくので当然といえば当然ですよね。

理科・社会であれば中学範囲であれば自主学習で暗記をしっかりし、得点を上げることは十分に可能であると思います。

試験で得点が振るわなかったということは実力が足りなかったわけです。ケアレスミスで何十点も失点したのは、それはもはやケアレスミスのレベルではありません。

その実力不足の英語・数学を、内容が高度化していく中で自力で勉強しろというのはなかなか厳しいと思います。

わからない内容が増えていき、嫌いになり、その教科を触らなくなるという負のループに入るのが見えてしまいます。

つまりは先ほどの定義はかなり気を遣って書いたつもりであって、次回の定期試験はそのままにしておくとさらに目標得点と差が開く可能性があります。

集団授業の学習塾に入塾しても、当然当該学年の内容または先取り学習をしているでしょうから、ついていけないという事態になる可能性があるのです。

いわゆる手遅れになるパターンです。

通塾を検討するタイミング

①英語・数学がわからないと感じたら
②学校の英語・数学の担当教科の先生を嫌だと言い出したら

①子どもの英語・数学の理解度には気を配る。わかっていないのであれば通塾を検討する。

①についてはここまでこの記事に目を通していただいたあなたには容易に予想できる内容だと思います。意外と盲点なのは次です。

②子どもが英語・数学の担当教員を苦手・嫌いであれば、その後躓く可能性が十分にあるので通塾を検討する。

学校の先生も人間です。十人十色の考え方で指導をされるわけですから、必ずしも我が子に適合するとは限りません。

子どもが英語・数学の先生のことを悪く言い出したら、この後成績が下がる可能性があることを頭の中に入れておいてください。

そしてそれは通塾を検討するタイミングに繋がります。

理科や社会の先生が嫌いだという理由で、逆に奮闘して成績が良くなるというパターンは見たことがありますが、英語と数学ではなかなか難しいのかなと思います。

この記事のポイント

通塾は常に検討しよう。
遅すぎるということだけはないように。

子どもの学力を守ってあげるのは親の役割かなと思います。

今回は子どもが中学生である想定で記事を書きましたが、高校生だともちろん変わってきます。

何にしても、子どもは大きくなればなるほどお金がかかります。

中学生向けの集団授業塾なら費用対効果も高めになるケースが多いと思いますから、早めの検討をおすすめします。

子どもの学び、まずは親から。