中学生の生活

中学生の恋愛への親の対応【成績は下がるのか】

トキショーです。

中学生は2学期の定期試験も終了し、行事など怒涛のスケジュールもひと段落してくる時期に入っているのではないでしょうか。

冬休みに向けてこの時期の中学生に多いのが、ずばり男女交際です。

好きな人ができたり、周りにも交際する人がでてきたり、クリスマスが近かったりと、何かと条件がそろってしまう印象です。

中学生の息子(娘)に彼女(彼氏)ができたという方は子どもの成長が嬉しいような、そして心配事もあるような気持ちになっているのではないでしょうか

そこでこの記事では

「子どもに彼氏や彼女ができたと聞いたとき、親はどう対応すればいいの?」
「正直、付き合うと成績は下がるの?」

という方に

子どもに彼氏や彼女ができたときの対応の注意点2選+α
中学生の恋愛と成績の相関

についてそれぞれわかりやすく解説していきます。

19歳から塾講師・家庭教師のアルバイトを始め、現在小学5年生から大学受験生を対象とした学習塾を経営していますので、このテーマについてわかりやすく解説する自信があります。

子どもに彼氏(彼女)ができたときの注意点

①真っ向から反対しない
②ルールを決めよう

③親として指導すべきことはきっちり指導する
+α)多様性の時代を尊重

①真っ向から反対すると、何も話してくれなくなる

あなたが大切に育てた子どもに彼氏や彼女が出来たとして、相手に対して嫉妬する親も少数いらっしゃいます。

そこまではなくても、どんな人と付き合っているのかは気になる親が多いのではないでしょうか。

ここで重要なのは真っ向から反対しないことです。

子どもは子どもなりに考えて付き合うことを決め、その判断を親に全力で否定されると、今後親に対して恋愛の事を何も話してくれなくなります。

恋愛については子どもが大きくなるにつれて親に相談したくなる状況になるかもしれませんので、その芽を摘むような事はしないよう心掛けてください。

「なんでも相談しなさい」と言ってあげると、こちらから聞かなくても子どもが話してくれます。

②ルールを決めることで、学校生活との両立を

①で真っ向から反対するのはやめた方がいいとお伝えしましたが、ルールは決めておくことをオススメします。

例えば、門限を明確に定めておくことや、定期試験の〇週間前からは勉強に集中する、SNSでのやりとりは勉強が終わってから・・・といった感じです。

例を挙げましたが、、中学生としてしっかりと自分が今身に着けるべきことを認識してもらい、目標をしっかりと持ってお互い高めあうような恋愛をするように伝えてあげることが大切です。

ルールを定めないと、親が想定しないようなことが起きてしまう可能性があるので、そうなる前に事前に約束しておくといいのではないかと思います。

縛りを多くしすぎるのもよくないので、ここだけは譲れないという事についてのルール作りをしましょう。

③親として、子どもにきちんと教えよう

あえてはっきりと言いますが、中学生は妊娠する可能性があります。

加えて日本人は性について大人が子どもに指導する機会があまりにも少ないという現状があります。

今はネットを開けばいろいろな情報が入ってきます。中高生のインフルエンサーがSNSで軽はずみに性経験について話しているようなものもあります。

中学生という時期はいろいろな事に興味を持ちますから、当然異性のことについて興味を持ちます。

しかしその興味が必ずしも正しい知識につながっていないケースがほとんどです。

子どもの将来を考えて、親としての意向をしっかりと伝えてください。

避妊の事と、責任の事。

これらは親として説明する義務があると個人的には考えます。

+α)あなたの時代とは違う。何があっても驚かないようにしよう

物事の考え方が多様化する現代において、恋愛についても多様性を重んじる事が必要です。

あなたの子どものパートナーが必ずしも異性であるとは限りません。

あなた個人の思想で決めつけて、子どもを傷つけることのないよう気をつけてあげてください。

あなたが思っていることと異なる状況になった時こそ、親の度量の大きさを見せてあげてください。

 

中学生の恋愛と成績の相関

例外はあるが、大多数の成績が下がる

結論から言いますと、中学生の恋愛は一部例外を除き、ほとんどが成績を下げます

なぜなら、学習塾の授業教室で前から生徒を見ていますが、明らかに様子がおかしくなるからです。

生徒自身に「何かあった?」と軽く尋ねると、周りの生徒たちが教えてくれます。

“よくわかりますね”と生徒から言われることが多いですが、挙動がおかしいので一瞬でわかります。

落ち着かなくなる子や集中力が落ちる子などパターンは様々ですが、本当に一部例外を除いて成績は下がります。

受験生になる前であれば、ある程度許容するのもアリ

中3春までであれば恋愛の影響で少し成績が下がったとしても盛り返せるのかなと思います。

沼にはまっていく生徒も今までにたくさん見てきたので、先ほど書いたようにルールを決めたうえであれば成績は多少下がることを許容するのも子どもの人生をトータルで見たときにはプラスに働く可能性もあるのではないかと思います。

全く勉強しなくなる子も一定数います。

体感レベルですが、女の子に多いような気がします。

まるで彼氏と結婚でもしているのかというレベルで一緒にいて、家にいてもビデオ通話などでつながっているというパターン。

正直かなり危ないです。

何が一番まずいかと言うと、子ども自身は付き合う前と何も変わっていないと思っている事です。

付き合う前までは成績優秀だったのに・・・

という生徒は今までに何人か見てきました。

当然塾講師レベルで生徒の私生活に口出しすることはできませんでしたが、第一志望からは想像できなかった進学をしていきました。

まとめ

親の考えを押し付けず、まずは見守ろう

子どもは子どもの社会で生きていますから、いろいろと口出ししても逆効果になることもあります。

しかしながらあなたの子どもを守ってあげられるのはあなた自身ですから、しっかりと目を背けることなく子どものことを見てください。

中高生の恋愛は心を大きく育み、成長する可能性をもつとともに、危ういものでもあります。

その点を理解し、親子でしっかりと成長する良い機会になることを願っております。

子どもの学び、まずは親から