こんにちは。トキショーです。
今回は中高生を子どもに持つ親御さんが直面する「部活」をテーマに記事を書きます。
この記事では
・子どもが部活を辞めたいと言ってきたけれど、どうすればいいのかわからない
・部活を辞めたあとに子どもの行動がどう変わる可能性があるか知りたい
という人に向けて、実際に中高生の部活に関する悩みを聞くことの多い自分がタイプ別に考えていきます。
ただし、子ども自身長い時間をかけて考えてから親に相談していることが非常に多いので、本人と話をきちんとしてあげてください。
勇気を出してあなたに伝えている可能性があります。
理由① (先輩・同級生・顧問など)人間関係
理由② 純粋に活動がキツい
理由③ (勉強や他のスポーツなど)ほかの事に興味がある
理由④ 遊びたい
理由① (先輩・同級生・顧問など)人間関係
大前提として優しい子ほど”親を心配させたくない”という気持ちが働きます。
この理由を話す子どもの性格をしっかりと考慮した上で読んでもらえると幸いです。
人間関係については部活動を辞める理由として多く挙げられるものになります。
先輩との人間関係が理由であれば、あとどのくらいで先輩が部活動を引退するのかということを親は考えがちです。
ただし、あと〇か月程度の我慢で済むという判断を子どもがしているのであれば、部活動を辞めたいと言い出すでしょうか。
”親を心配させたくない”という子どもの気持ちから、先輩を理由にしている可能性がありますから、すべてを鵜呑みにせず話を聞いてあげてください。
ここで親に慎重に行動してほしいのが、顧問の先生に相談することです。
顧問の先生も色々な方がいますので一概に言えませんが、部活生同士の人間関係の話を煙たがる方もいます。特に担任を持っている先生かつベテランの先生であればこの傾向がある可能性があります(もちろん、スペシャリストの先生もいます)。
また、本当は先輩との人間関係ではなく、顧問との人間関係を理由に部活を辞めたいと言っている可能性があります。
火に油を注ぐ行為にならないよう、相談する場合はきちんと顧問の先生を見極めてからの方が賢明と思います。
結論ですが、同級生が理由なら即決で、それ以外の理由でも基本的には辞めたいという意思を尊重するのがよいのではないかと思います。
その競技自体を嫌になっていないのであれば、部活動以外のコミュニティを探して、そこに入りなおすことも選択肢に入るでしょうし、中高生という限られた時間を楽しめないのは先の人生にも大きな影響を及ぼす可能性があることを頭に入れておきましょう。
理由② 純粋に活動がキツい
結論から言うと、このパターンは部活を辞めた方がよいと考えます。
同じ部活動でも、学校によって練習時間の長さや休みの日数、さらには活動内容のレベルは様々です。
基本的には強い部活ほど練習時間は長く、休みも少ないイメージがありますが、部員数が多いなどの理由から一概には言えないのかなと思います。
その競技がそれなりに上手で、上級学校進学の際に高みを目指して強豪校に入部するも、レベルの違いを見せつけられて早々に戦力外なんてことも世の中には溢れている話です。
活動のキツさを訴える時点でその競技で収入を得るレベルに到達するのはほぼ間違いなく不可能ですから、無理に心をすり減らしてまで部活を続けるのはナンセンスだと思います。
ただ、注意しなければならないのは、このパターンで部活を辞めた中高生の中には少しの事で物事を投げ出してしまうようになることがあるということです。
部活を辞めたのはいいものの、今まで部活に費やしていた時間がぽっかりと空いてしまうので、何をしてよいかわからずせっかくの中高生の時間を無駄に過ごしてしまう子どもが少なからずいます。
部活を辞めることを承認した上で、そのあと自分の興味のあることを、競技以外でもよいので探していくよう導いてあげることは重要だと考えます。
理由③ (勉強や他のスポーツなど)ほかの事に興味がある
このパターンが一番迷うことなく部活を辞めるのがよいと思います。
子どもが自分の人生を歩もうとしています。
傾聴して子供の意見を聞いてアドバイスしてあげてください。
理由④ 遊びたい
要注意の理由です。
何が要注意かというと、本当は遊びたいという理由で部活を辞めたいのに、理由①②③を言い訳にしている、つまり虚偽の理由を付け加えている可能性があるからです。
最近の子どもの様子をしっかりと思い返してください。自室にこもる時間が増えていませんか?容姿に気を遣いすぎていたり、かかわる友人に変化があったり、目を合わせてくれなくなったり・・・
小さな変化に気づいてあげることは大切です。
しっかりと子どもと話す良い機会になるので、将来から逆算したときに、今の部活動を辞めることが本当にプラスになるのか、もう一度考えるよう促すことも必要かもしれません。
ただし、遊びたい子どもの気持ちも十分に理解した上で後々に良い影響を与えるような言葉のかけ方もあると思います。例えば時間を決めて全力で遊びなさい。ただし法律は守って。といった風に話してあげると自分自身で考えて成長してくれることもあるのかなと思います。
だらだらと無気力に遊ぶ。暇だから遊ぶ。なんにもしたくない。
といった負のループに入らないように導いてあげる必要もあるかもしれません。
・まずは傾聴しよう
・本当の理由を教えてくれるとは限らない
・子どもにとってプラスになる選択を模索しよう
以上の点に気を付けながら、子どもとたくさんお話してください。
1人目でも何人目でも、その子自身の子育ては初めてのはずです。
答えのない悩みですが、この記事を見ていただいた方に少しでも参考になれば幸いです。